HUSKY KIRK Models





HUSKY三脚・雲台を既に世界標準となったアルカスタイルで運用するため、KIRK Enterprise Solutions(KES)社に特別発注したクイックリリースクランプを装備したモデルもご用意しています。トッププレートの製造段階でコルクシートを貼らず、回転防止ピンを埋め込めるよう加工してあり、HUSKY・KESそれぞれが正式なコラボモデルとして公認していますので、もちろん保障もメンテナンスも心配ありません。
付属するクランプはKES社がHUSKYのためだけに生産しているオリジナルモデル(SQRC-HUSKY2.6)です。クランプ裏面には3つのホールが設けられ、ここに雲台トッププレートの回転防止ピンが嵌合します。正面と左右に90°ずつ回転させた位置で固定され、それ以外の角度にはセットすらできませんのでクランプが不用意に緩んでしまうことはありません。
また固定ネジ穴は最初からUNC1/4-20細ネジ仕様で製作していますので、アダプター等の別部品は必要ありません。そのままHUSKYオリジナルの大型ロックホイールを使用して非常に強固な固定が可能で、回転させる場合にも工具は必要ありません。
HUSKY ヘッド一体型三脚 KIRK Model
| 品 番 | モデル名 | 収納長 | 脚部最低高 | 脚部最大高 | EV上昇幅 | 合計最大高 | 重 量 | 耐荷重 (動荷重) |
| HT-1030K | ヘッド一体型3段 KIRK Model | 809mm | 761mm | 1604mm | 375mm | 1979mm | 3700g | 10kg |
| HT-1040K | ヘッド一体型4段 KIRK Model | 854mm | 803mm | 2129mm | 375mm | 2504mm | 4140g | 10kg |
| HT-1050K | ヘッド一体型5段 KIRK Model | 897mm | 842mm | 2692mm | 375mm | 3067mm | 4510g | 10kg |
| HT-1031K | ヘッド一体型 セミショート3段 KIRK Model | 682mm | 644mm | 1251mm | 265mm | 1516mm | 3340g | 10kg |
| HT-1041K | ヘッド一体型 セミショート4段 KIRK Model | 728mm | 686mm | 1660mm | 265mm | 1925mm | 3700g | 10kg |
| HT-1042K | ヘッド一体型 ショート4段 KIRK Model | 603mm | 566mm | 1197mm | 210mm | 1407mm | 3340g | 10kg |
共通パイプ径:1段目 31.8mm・2段目 28.6mm・3段目 25.4mm・4段目 22.2mm・5段目 19.0mm
ストラップ・脚部結束ベルト付 パン棒はショート・ロング各1本付属
HUSKY 3Dヘッド KIRK Model(HT-1030K)
| 全 高 | 重 量 | ティルト横軸 | ティルト縦軸 | トッププレート | 台座底面直径 | カメラ取付 | 三脚取付ネジ |
| 161mm | 1370g | 左90°/右30° | 上60°/下90° | 60mm×85mm | 60mm | アルカスタイル | UNC3/8-16(太ネジ) |
パン棒はショートタイプが2本付属
特許QTT(Quick Turn Technology)ノブ

アルミ合金の塊から削り出されたクランプはノブを締め込むことにより万力のようにがっちりとプレートを挟み込み、ズレやガタとは無縁です。開閉ノブをわずかに緩めるだけでプレートのスライドが可能となるのはアルカスタイル共通の特徴ですが、KIRKが特許を取得した特殊なネジでノブを駆動することにより、上からクランプの上に機材を乗せて180°回転させるだけで固定完了です。そこから逆方向に180°回せばクランプが充分に開き、垂直方向に機材を取り外せます。従来の1回転で機材を着脱できるノブでも十分にクイックと呼べるものでしたが、QTTノブは握り直す必要すらなく、手首を返すだけのまさにワンアクションで機材交換や縦構図への変更が可能です。
高精度で加工された金属同士の組み合わせであれば、コルクやゴムを挟み込む必要はありません。わずかでも弾力のある材質が存在すると、そのたわみが微細なブレとなって撮影結果に影響する可能性があります。金属製のカメラマウントやレンズマウントを直接このクランプで固定することにより、三脚の脚部から撮影機材まで全て金属部品だけで強固に接続されることとなります。
またノブ式はロック/アンロックの手ごたえが感覚的にわかりやすく、スライド時にはプレートのセーフティスクリューが機能しますので、不注意による脱落事故の確率も低くなります。 KIRKはしっかりとネジで締め込んで固定するノブ式に絶対の自信を持っており、バネで押さえるだけという構造(当然、機材の固定に弾力のある素材が介在することとなります)のレバー式クランプは一切製造していません。
本物だけが持つ信頼性

素材となる6061-T6アルミ合金は非常に軽量なうえに強度はジュラルミンに匹敵し、耐食性も良好です。航空機部品やアルミホイールなどの自動車部品、さらには鉄塔やクレーンまで軽量でかつ強度を必要とされる場面に多く用いられるハイグレードな金属です。各部品はこの金属の塊(インゴット)からCNC加工により高精度で削り出し成型されています。
また内部のメカニズムは錆の心配もないステンレス製で、ネジやスプリング等は完全にカバーされて露出しない構造となっており、埃やゴミが入り込むことも少なく故障の確率も低くなります。
さらに表面仕上げは塗装ではなく硬質アルマイトの硬い皮膜で覆うことにより傷もつきにくく、着脱を繰り返しても変形することはありません。
アルカスタイルのクイックリリースシステムではこの使用素材・切削精度・表面処理の3つが非常に重要な要素となり、どれが欠けても安定性、耐久性、安全性などに必ず問題が出てきます。新品の見た目ではなかなか判断できない部分ですが、全ての面で優れているKIRK製クイックリリースクランプが世界最高性能であり、HUSKYとのコラボモデルのクランプとして採用しています。
使いやすさを生む汎用性

KIRK製クランプには、カメラマウントやレンズマウントの着脱に使用する六角レンチが収納されています。着脱することが多い方には工具メーカー製のしっかりした六角レンチを携行されることをお勧めしていますが、想定外のタイミングで緩んでしまって締め直したい、取り外したい、というアクシデントが起こるのが撮影現場です。その都度カメラバッグ内を探すことなく、常に六角レンチの予備がクランプに装着されているのは、プロカメラマンとして現場を知り尽くしたKIRKならではの心遣いです。その意図に気づくと、クランプの性能とは関係ないとは言い切れない部分です。
このクイックリリースクランプは基本的には全てのアルカスタイル・プレートをホールドすることができるよう設計されていますが、製造誤差の大きなメーカーやそもそもの製品規格が異なっているメーカーが存在することも事実です。品質が確認できる範囲ではKIRKの他にWimberley(ウインバリー)・Really Right Stuff(リアリーライトスタッフ)製プレートは確実に固定できることを確認しています。
※スペック表の寸法・重量はCAD上の計算値で、実測値ともほぼ一致していますが若干の個体差があります。
※HUSKY三脚はプロカメラマンがその使用頻度で10年、20年と使用することを前提として製造しています。そのためあえて耐久性を重視した材質の部品を使用している部分があり、使い始めは動きに渋さを感じたり、脚部のロックも若干甘いような、滑るような感覚を感じたりすることがあります。いずれも各パーツ同士が馴染んでくると解消されるかと思いますので、是非とも長くお付き合いください。
各部が馴染んでからが本当のHUSKYです。「for Professional」という言葉は飾りではありません。
